クラフトのユニバーサルデザイン。公共トイレ、公園・景観施設の設計。

HOME > 納入実績 > 対談・掲載記事 > 山形新聞 2012/05/30 静けさと安らぎ 郷愁のレトロ館
対談・掲載記事
掲載新聞記事

山形新聞 2012/05/30
静けさと安らぎ 郷愁のレトロ館 旧山寺ホテル 展示・休憩所として復活

壮観 225メートルの藤棚

大正、昭和にかけて建てられ現在は廃業した山形市山寺の旅館「山寺ホテル」を保存しようと、山形歴史たてもの研究会(結城玲子代表)が「やまがたレトロ館 旧山寺ホテル」として再オープンさせた。「結城泰作やまがたレトロ館原画展示館」との名称も付け、明治〜昭和のレトロな建物を描いたペン画を展示。大広間からは立石寺を望むことができ、ほっとひと息つける場所として観光客らに親しまれている。

旧山寺ホテルは、JR山寺駅の正面に位置し、2007年に営業をやめた後は閉めたままになっていた。「建築当時の姿を維持したい」と同研究会が所有者に相談し昨秋、期間限定で開いた展示会やコンサートをきっかけに、研究会が運営する形でことし4月に"復活"の運びとなった。

現在は1916年(大正5)年ごろに建てられた本館をメーンに、36(昭和11)年完成の新館も公開。静かな雰囲気が十分味わえるようにと、結城代表の父で2005年に亡くなった結城泰作さんが県内各地で描いたペン画約120点を机に並べて展示している。

館内には手動式の電話室がそのまま残るほか、2階の大広間からは宝珠山立石寺を仰ぎ見ることができ、手前の庭に生い茂る新緑とともに楽しめる。夏は涼しい風が吹き込み、冬は雪が水墨画の世界を演出する。

研究会は県内の古い建造物を調べて記録したり、レトロな価値を訴えて保存を促すなどの活動を続ける。結城代表は「旅籠(はたご)の雰囲気を残したい。若い人や外国人も郷愁を感じるようだ。絵を見ながら、自分の家のようにゆっくり休んでもらえる場所になればいい」と話している。

入場無料で、開館時間は午前10時〜午後4時。原則無休だが、冬季は休館する場合もある。ボランティアで演奏したり、展示会を企画したい人やグループを募っている。問い合わせは所有者の武田ちよ江さん023(695)2216。

参考リンク:
山形歴史たてもの研究会(運営)
ホームページ内記事・「やまがたレトロ館 (旧山寺ホテル) 結城泰作やまがたレトロ館原画展示館としてオープン」