公共トイレ/公園・景観施設
設計・製造・販売

CRAFT DESIGN CRAFT DESIGN

理念の追求

明治期より変わらない クラフトのものづくり

シンプルであること
周囲の環境を損なわないこと
だれにでも使いやすい形であること 

それが、クラフトデザイン

クラフトは、2000年に本社を山形市から上山市へ移転し、企業理念である「環境保全」と「ユニバーサルデザイン」を具現化しました。

緑と水

里山に接する約10,000坪の敷地約半分は、緑地です。

東側には芝生と池(流量調整池)があり、カリンなどの実のなる木や、落葉樹、針葉樹が植林されています。

また、鉄道に接して200mほどの藤棚があり、春には新幹線から全体を眺めることができます。雨天時に里山から流れて来る雨水を受けるため、山際に自然石の水路や築山を設けて、起伏に富んだ構成になっています。

水路を流れた水は流量調整池に入り、川に流れ出る水量を調整しています。

建物との調和

建物はすべて周辺景観に配慮して平屋建てとし、落ち着いた色彩を用いて自然景観との融和を図りました。建物で使われた水は、浄化槽を通して浄化され、その後自然浸透します。敷地外へ放流されることはありません。

環境測定

クラフトは良い環境を維持するため、芝生内の百葉箱を用いて気温や湿度、風向き、放射線量等々を毎日測定しています。地下水や池の水は、一年に一度分析を依頼し、水質保全に努めております。

また、移転時より敷地内に小さな風力発電機とソーラーを設置し、発電量の測定を行っています。

土曜日には、時折環境保全の日を設け、社員は芝刈りや樹木の剪定などを行います。極力農薬などは使用することなく、敷地を安全に維持しているため、毎年幼稚園児の虫取り遠足などに敷地を開放しております。

廃棄物を極力出さない製品づくり

クラフトのコンクリート製品はほとんどが鋼製型枠を使用して製作されています。鋼製型枠は手入れをしながら半永久的に使用することができるため、一般的な合板型枠に比べ、廃棄物発生量を圧倒的に減らすことができます。

また、コンクリートに使用する水は水道水ではなく、水質管理された井水であるため、大幅に節水することができます。

ユニバーサルデザイン

敷地計画、建築計画は、すべてクラフトのデザイン設計室が行いました。

敷地内の道路は、ゆるやかなスロープで結ばれており、芝生や建物内には車イスで使えるバリアフリートイレが設置されています。

建物内部も車イスでの利用が可能で、クラフトを訪れて下さるすべての方々に開かれています。