works 納入事例
宮城県名取市
杜せきのした中央公園トイレ
地域文化を活かしたユニバーサルトイレ
名取市には「名取式住宅」という文化財があります。
トイレの外観はこの文化財をイメージし、両面からはいることのできる設計です。屋根には明かり取りをつけ、多目的トイレを片面に一ヶ所ずつ設けました。
中央の防災倉庫には地域の防災用品を常備しています。外壁を明るめの色彩にして、この地域に親しみやすいトイレになりました。
杜せきのした中央公園トイレの特徴
実際に利用され機能した災害対応設備
2011年の東日本大震災では、実際にトイレに設けられた防災設備が機能。
水道・電気のない状況下で災害対応トイレとして利用されました。
文化財のイメージを反映
再現が難しいこの地域特有の茅葺き屋根や土壁。 このイメージを、緩やかな切り妻型の大屋根や板貼りの腰壁に残しました。
災害対応マンホールを設置
災害などの非常時に上下水道が機能しなくなった場合、室内や犬走りに取り付けられたマンホールを開き、災害対応トイレとして利用できます。また、通常の洋式便器に非常用便袋をかければ足腰の弱った方や、車イスをご利用の方も、災害時お使いいただけます。災害時にも弱者にやさしいトイレです。